
イヤイヤ期がツラすぎてどうしたらいいかわからない
自我の芽生えともいわれるイヤイヤ期。
お店の中で、道の真ん中で、ギャーギャーわめかれ、親としてもめちゃくちゃ精神的にキツイですよね;;
この時期のつらさが少しでも改善できるように、今困っているあなたのお役に少しでも立てれば!そんな思いでこちらの記事を書いてみたいと思います。
この記事がつらいものでしかなかった子育てから子どもの成長を楽しめるわくわくした子育てに変えられるヒントになれば、こんなにうれしいことはありません!
塾講師経験6年。現在6歳1歳の二児の母であるわたしが、上の子のイヤイヤ期に行った対策についてご紹介します。
(下の子も現在1歳2ヶ月。イヤイヤ期も差し迫っている時期ですので、状況に応じて追記します。この先が不安^^;)
元塾講師ママが子どものイヤイヤ期に心がけていたこと




わたしがイヤイヤ期に心がけていたことは以下の6つです。
- 子どもの発達を書籍で学ぶ
- 子どもであっても一人の人間として接するのがすべての土台
- 声掛けには共感を意識する
- できるだけイヤイヤに寄り添うために余裕を持った時間管理を
- 大人都合を優先したいときは「選択」させる
- あきらめも肝心
心がけ①子どもの発達を書籍で学ぶ
塾講師時代は小中学生を教えていましたが、乳幼児はやはり勝手が違う。
子どもの発達をよく知らなければ子どもを理解することはできないと考えていました。
何かいい知識を得たいなと思っていたところ、自分にとっての育児のバイブルになった!と感じたのが、モンテッソーリ教育について書かれた「お母さんの敏感期」という書籍でした。
\ 子どもの見方を変える一番の契機に! /




子どものイヤイヤには子ども側の理由がきちんとあることが分かったんです!
それは、モンテッソーリ教育の最重要ワードとされる「敏感期」に大きなヒントがありました。






モンテッソーリ教育って何?
モンテッソーリ教育とは、子どもは自ら育つ力があり、子ども自身が使いやすい環境を整え、大人がサポートしさえすれば、子どもが自分で自分の力を伸ばしていくことができるとする教育法。






日本では藤井聡太棋士が受けていた教育法ということで話題になったね!
モンテッソーリ教育についてはこちらの記事で詳しく書いています。
▶ 藤井聡太棋士も受けたモンテッソーリ教育とは?わかりやすく解説【子どもの不思議な行動の理由が手を取るようにわかる】
そのモンテッソーリ教育における敏感期とは、ある物事に強い興味関心を示し、集中して同じことを繰り返し行う乳幼児期の特別な時期のこと。
これは子どもの能力を最大限に伸ばす、超ベストなタイミングなんです!
この敏感期は自分が「自分でやりたい!生きる力を高めたい!」という生命のエネルギーに溢れており、それを乱されるとイヤイヤ!につながってくるんです!
例えば敏感期には「秩序の敏感期」というものがあり、いつもとは登園ルートが違ったり、おもちゃの置いてある場所が異なったりなど「いつもと違う」というだけで子どもは混乱してしまうために、イヤイヤが大爆発するというわけです。
大人にとっては大したことがないことでも、子どもにとっては大問題!
ギャンギャン泣き喚くような大事につながってしまいます。
具体的に子どもの発達の裏側を知ることで、大人からは想像しにくい子どもならではのこだわりのポイントが手に取るようにわかり、子育てにおける心の準備につながりました。
多くの人にとって未知の領域である子育ては、知識があれば何倍も楽になるよ!と声を大にして伝えたい!
この本をきっかけに、そんなことを思うようになりました。
幼児期の子どもの力の最大限伸ばす方法についても記事を書いていますので、読んでみてください^^




心がけ②子どもであっても一人の人間として接するのがすべての土台




どんなときでも、子どもだって一人の人間だとして接することが一番重要であると思います。
今までに様々な育児書を読んできましたが、自分の塾講師時代の経験も踏まえても、どの教育法も子どもだって一人の人間であるという考え方がベースとなっており、この考え方なしにより良い子育ては成り立たないと感じます。
たとえ赤ちゃんだとしても一人の人間として見ていると、「こういうことを伝えたいのかな?」というのがなんとなく感じられるようになり、それが「今こういうことがうれしいんだね」など共感などの言葉に自然と表れてくるのではないかな、と思います。
イヤイヤ期は大人をほとほと困らせるような厄介な時期だと決めつけてしまうとなかなかこうした考え方になりにくいかもしれませんが、子どもには子どもなりの理由がちゃんとある。
そして子どもなりの理由というのが、上記で紹介した「お母さんの敏感期」の中にあった「敏感期」の概念でした。
子どもも一人の人間だという考え方があり、そこから子どもへの接し方に生きてくるのだと思います。
心がけ③声掛けには共感を意識する
相手が子どもだからといって「言うことを聞かせる」というスタンスではなく、子どもの気持ちに寄り添った「共感」を心がけていました。
このときのポイントは、できるだけ気持ちにまつわるたくさんの語彙を浴びせてやること。
「靴を勝手に脱がされてしまってイヤだったんだね。自分でやりたかったね。」など、なぜその気持ちになったのか、その気持ちがどういう言葉で表されるのか。
そういった積み重ねが子どもの語彙力を伸ばし、形には表せないモヤモヤした感情を自分でカテゴリ分けしてうまく対処できるようになるのだと思います。
(実際ムスメのボキャブラリーはとっても豊富になり、自分で考える能力にも長けているんじゃないかな、と自負しています^^)
共感してやることで子ども自身の反発する気持ちを落ち着かせることにもつながります。
心がけ④できるだけイヤイヤには寄り添うために余裕を持った時間管理を




イヤイヤ=「自分でやりたい」なので、できるだけイヤイヤ言わせないためには自分でやらせてみるしかないと考えていました。
そのために、靴を自分ではく、自分で服を選ぶ、自分で階段を上る、自分で歩く、、、ひとつでもつき合える時間が取れるのなら、その分の時間の余裕を持たせたスケジュールを組むようにしていました。
実際自分ひとりで頑張っている間はイヤイヤ言うことはありませんでした^^
全部が全部つきあえるかといえばそうではないのですが、時間が取れるのなら徹底的につき合うと子どもも満足するのかイヤイヤする頻度は少なかったように思います。
(この点、下の子でどうなるのか…ですね^^;)
心がけ⑤大人都合を優先したいときは「選択させる」
イヤイヤ言ってやってほしいことが進まないような場合は、子ども自身で選択させることをよくやっていました。
自分でやりたい!というのがイヤイヤ期なので、「自分で決めた」という納得感を持てばイヤイヤも改善するのでは?と思っていたからです。
「このおもちゃとこのおもちゃ、どっちを片付ける?」「こっちの服とこっちの服どっちを着る?」などと選択させれば、そこに自分の意志が発生します。
自分の考えが通ることで案外すんなり進むことがよくありました。
心がけ⑥あきらめも肝心
子どものためにきちんとしなきゃ!と思うのはやめました。
イヤイヤ期を思い通りに過ごすのは不可能だと割り切って、自分のストレスをいかに溜めないで過ごすかに注力するようにしていました。
ごはんを食べないなら、形だけお味噌汁とごはんだけは出してみるけど、本人の意思に任せる。
ちゃんとしなきゃと思って自分の首を絞めるのは家族全体のギスギスのもと。
お母さんのストレスをできるだけなくすよう気楽に構える方が、かえっていい効果を生んでくれると思います。






ズボラぐらいでちょうどいい!!
元塾講師ママがイヤイヤ期に行った対策とやっておくといいこと




わたしがやってみたイヤイヤ期の対策とやっておいてよかったことはこちら。
- 自分がイライラしたときはその場から離れる
- 買い物はできるだけ大人ひとりで行く
- イヤイヤしている様子を動画に撮っておく(成長後の振り返り)
対策①自分がイライラしたときはその場から離れる
イヤイヤ期に限らず、今もですが^^;
イライラが限界!というときにはいったんその場を離れます。
子育てでイライラしたときは、トイレにこもったり、プチ家出をしたり…
(感情が爆発して黙って勝手に出ていったこともあったけど…あ、もちろん夫がいるときですよ^^;)
暴言を吐いてしまう方が、子どもが泣こうが喚こうが距離を置いた時よりもわたしの中では自分へのダメージが大きかったです^^;
イライラしたときには一旦その場から離れることで気持ちを落ち着かせました。






もちろんギャンギャン泣かれます^^;
でも気持ちが落ち着いていれば「ごめん・・・」と素直に謝って抱きしめることができる!
自分に余裕ができたときに愛情を注ぐのを忘れなければOK!ゆるくね!
対策②買い物はできるだけ大人一人で行く
子どもを買い物に連れていくことはイヤイヤ期にはできれば避けていました。
(いや、今もですね^^;買いすぎ防止!)
家の中でのイヤイヤはまだ自分と子どもだけなのでいいのですが、店でのイヤイヤでは周りの人を巻き込んでしまう可能性があって不安だったためです。
おもちゃ、お菓子、魅力的なものがたくさんある場所にわざわざ連れて行き「買えないよ、ダメだよ」からのイヤイヤ攻撃をかわす自信があまりなく^^;
できるだけ夫に頼んだり、自分一人で買い物に出かけられるような仕組みにしていました。
コープもめちゃくちゃお世話になっています^^




やるべし③イヤイヤしている様子を動画に撮っておく(成長後の振り返り)
これは対策というよりは、少し先輩からのアドバイス^^
自分に余裕があるときに、ちょっとした動画や写真に収めておくと、あとから振り返ったときに「あの時こんなに大変だったんだな」「この子にもこんな時代があったな」なんて振り返るきっかけになります。
イヤイヤ中に動画や写真を撮るなんて考えられない!なんて思うかもしれません。
でも、子どもの数か月の差の成長ってすさまじいですよね。
「今が大変で、早く終わってほしい!」と今ばかりにフォーカスされてしまう時期ではあるのですが、1年経てばもうそんな姿も見れないかもしれません。
自分の余裕のある時にちょっと撮っておくと、あとから見返したときに子育てを頑張ってきた自分の励みになったり、あっという間の子どもの成長の喜びを感じられて微笑ましくなったりしますよ。
必ずしも笑顔の写真ばかりではなく、ちょっと困ったことも記録に残しておくのも、案外いい思い出に変わっていたりするものです。
うまくいかないのが当たり前。長い目で見て親子で成長を目指し、ゆるくいこう




子どもが自分の気持ちをコントロールできず、「自分でやりたい」けどできない、思い通りにいかない葛藤を抱えているのがイヤイヤ期。
でも子どもよりも何倍も人生経験の多い大人であっても、自分の感情をコントロールするって難しいことですよね。
わたしも書籍で学び、できるだけ子どもに寄り添った育児を心がけていますが、寝不足・ご飯を食べないイライラ・部屋が片付かないイライラ・・・
いろいろなストレスの上にイヤイヤが積み重なり、ついドカンと言いすぎてしまって後悔。そんな日も何度あったかわかりません。
ただそれを繰り返すのではなく、余裕のある時に精一杯愛情を伝えてあげようと気持ちを切り替えたり、「ダメ!」じゃなくて違う言い方をしてみようと前向きな行動を意識してみたり。
次は何か改善できるように、長い目で見て子も親も成長していけばいいというスタンスで、気張らずにいきましょう!
イヤイヤ期のヒント、こちらの書籍で学べます
イヤイヤ期に悩むお母さんお父さんに絶賛おすすめしたいのがこちらの書籍!
モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て です!!
この書籍、育児本の初心者目線で見るとめちゃくちゃ良かったです!!!^^
わが家ではイヤイヤ期が終わって「から」の出版、読了だったので残念だったのですが。笑
たとえば
要求が通らないと駄々をこねる
食事中に席を立ったりものを落としたり…どうしたら?
歯磨きを嫌がってやってくれない!
片づけをしてくれなくて困っている
お友達にものを貸してあげられない
実際にお母さんお父さんたちがイヤイヤ期に困っているあるあるについて、モンテッソーリ教育をふまえた子どもの発達の仕組みをもとに、実際の対策や声掛け方法、関わり方のポイントを解説してくれています!
文章も読みやすく、育児のあるあるをそのままモンテッソーリ教育に落とし込めるので、モンテッソーリ教育を知らなかった人や育児書を読んだことのない人でもわかりやすいですし、何より日常生活の困った!に役立てやすいです!
これを読むとずっとモヤモヤしていた子どもの困った行動の理由を知れて、よりわが子が愛おしくなり、子育てが楽しくなりますよ!






育児に奮闘するお母さんたちの試行錯誤にも寄り添ってくれる文章もうれしいです。
こちらの口コミ
まさにイヤイヤ期真っ只中の2歳男児を子育てしています。
Amazonレビューより引用
どうやって関わっていったら良いのか、正解が見えず、頑張っても報われない気がしてモヤモヤしながら過ごす日々。
もちろん、読んだだけですぐに状況が楽になるわけではないのですが、日々の子育てに寄り添ってくれる、バイブルのような、辞書の様な、そんな存在にこの本がなりました。
エビデンスに欠けるという口コミも見られました。
本書に無いものは、「モンテッソーリ教育のここが凄い!」や、「心理学的に、行動経済学的に、統計的に科学的に正しい」(中略)と言った話が無い。
Amazonレビューより引用
モンテッソーリ教育の背景やエビデンスが抜けてる。
よくある著者の体験談、個人的な意見等も無い。簡潔で分かりやすいと取るか、結論のみで理解し難いと取るかは人による。
「信じる子育て」はとにかく育児に困っているから今をなんとかしたい!実践ですぐに使いたい!という人にはこの一冊でOK!
ですが根拠も踏まえたい、より教育書としてのモンテッソーリを学びたい方には、他の書籍で補う必要があるかもしれません。
こちらの点を補完するのに、上記で紹介した お母さんの「敏感期」 が役に立ちますよ。




マリア・モンテッソーリが敏感期を発見した過程から、脳科学を踏まえてモンテッソーリ教育が有用である点まで理解できます。
最後に
今回は元塾講師ママが実際にイヤイヤ期に心がけてきたことや対策について書きました。
- 心がけ
- モンテッソーリ教育の書籍で学び、わくわくした子育てを
- 子どもであっても一人の人間として接する
- 心がけには共感を
- 寄り添うための時間管理
- 選択が自信を生む
- ストレスを減らすあきらめも肝心
- 対策
- イライラしたときはその場を離れよう
- 買い物はひとりでいってリスクを減らす
- 成長の振り返りに動画を撮ってみよう
子どもに寄り添った子育ての知識はあるのとないのとでは子どもの見方をガラッと変えることができます!
知識を得て子どもの成長を楽しめるわくわくした子育てに変えていきましょう!








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